カラーケアトリートメントに必要な成分って何?!現役美容師がわかりやすく成分と使い方を解説します

数あるカラーケアトリートメントの中で、あなたにぴったりな成分選びのポイントはなんでしょうか?

しっとり仕上げたい方から、程よくサラサラにしたい、髪のボリュームも欲しい、とにかく色落ちを防ぎたい… 髪のお悩みも千差万別です。

また、カラーの種類やデザインによってもシャンプーやトリートメントの組み合わせ方が変わってきますね。

今回は髪のお悩み別に必要なトリートメント成分、カラーのデザイン別におすすめの組み合わせをご紹介していきます。

\どんなスタイルにも合わせやすいカラートリートメントはこちら/

目次

それぞれの髪悩み別に、効果的な成分とは

それぞれの髪悩み別に、効果的な成分とは

くせ毛、広がりでお悩みの方にはこちら

髪の毛のダメージによるくせは、補修することで収まりを良くします

補修成分は髪に親和性の高いもの、その中でも髪と地肌に優しい成分はこちらです。

  • シリコーン

シリコーンは髪に良くないというイメージもあるかもしれませんが、それはあくまでも使われるシリコーンの種類と配合量、他の成分との組み合わせによります。最適に処方された成分なら安定して効果的に髪を補修してくれる成分です。

  • 植物油脂

植物の油脂は、保護してくれるだけではなく、天然の栄養の宝庫でもあります。特にビタミンEは抗酸化作用、血行促進作用にも優れ、ヘアケアにも積極的に取り入れたい成分の一つです。

  • オメガ脂肪酸

悲しいことに、薬剤を使う施術だけでなく、加齢によっても髪の内部の脂肪酸は失われていき、広がりやすくなります。そこにオメガ脂肪酸を使ってケアをすると、キューティクル同士を密着補修してくれて、カラーの染料の流出も抑えてくれます

乾燥・ダメージでお悩みの方にはこちら

パサパサとした手触りは、手触りも硬くゴワつきを感じさせてしまいます。

油分でコーティングするだけでなく、水分も補いたい時はこちらの成分に注目です。

  • ヒアルロン酸

保水力が非常に高く、自分の重さの6000倍の水分を保持することができる成分です。元々ヒトの身体の中に存在する成分なので、安全性にも問題無く使えます。

ヒアルロン酸も年齢とともに減少していくので、トリートメントで補っていきたい成分です。

  • ケラチン、CMC、セラミド

ダメージ補修にはキューティクルの間にある脂質とタンパク質、CMCが効果的です。またセラミドも脂質の一種で、髪の中も水分を逃さないようにする働きがあります。

枝毛・切れ毛でお悩みの方には補修する以外にこちらの解決方法も

枝毛・切れ毛の原因は、美容室での施術の薬剤選定にプラスして、カットの技法、日々の髪の毛の扱い方によっても大きく左右されます

まず、美容室では髪の内部ケアにもきちんと配慮した施術をしてもらいましょう。

切れ毛になりやすい方の場合、毛先を軽くするカットや、梳きバサミですき過ぎる毛量調節は避けた方が無難。

その理由は透き過ぎることで毛先に細かい切れ目が入り切れ毛になりやすくなるからです。

日々のケアでは、濡れたまま寝ないように。

濡れ髪は、枕との摩擦で非常に切れやすくなってしまいます。

すぐに洗い流さないトリートメントをつけてドライヤーで乾かし、髪の毛のキューティクルが水分で膨張している時間をなるべく短くすることが大切です。

白髪でお悩みの方にはこちら

白髪にお悩みであるなら、血行促進、活性酸素除去、生活サイクルを整えるなど、体の中からアプローチすることが大切です。

白髪は髪の毛根が弱ってしまい色素を作れなくなることから発生します。

そのため頭皮を労わること、それを助ける成分が重要なのです。

  • ヘマチン
  • ビタミンE

ヘマチンとビタミンEは確かに生活サイクルを整え健やかな頭皮環境を整えるのにおすすめなのですが、遺伝と加齢が原因の白髪の場合は残念ながら有効成分はありません。

白毛を生えさせなくする手立てを模索するより、上手に付き合っていく方が得策です。

色落ちでお悩みの方にはこちら

洗浄力の強すぎないシャンプー、色落ちしないようにコーティングするトリートメントで色味をキープする、というのが一般的な美容師さんの答えでしょう。

しかし、カラーの種類も人によって違います。

インナーカラーや、ハイライト、白髪染めや自然なアッシュ系カラー、タイプ別にシャンプーとの組み合わせを変える必要があります。

カラーケアトリートメントなら無色なので使いやすい!

カラーケアトリートメントなら無色なので使いやすい!

一般的にカラーケアトリートメントといったら、ケア成分と共に色味を入れるタイプを想像することも多いですが、こちらのカラーケアトリートメントはちょっと違います。

「色味を入れる」のではなく、今あるカラーをキープすることに特化しているので、どんな髪色でもお使いいただけます!

そのため

  • カラーチェンジをよくする人
  • 多色デザインが好きな人
  • 褪色の過程を長く楽しみたい人

におすすめです。

カラーキープはしたいけど補う色素がわからない、変に色味を追加して濁らせないか不安、という人でも安心して使えます。

カラーの種類別、シャンプー・トリートメントの選び方

ここからはより効果的なシャンプー、トリートメントの組み合わせを解説していきます!

全体ブリーチオンカラー・全体ハイライト

全体ブリーチオンカラー・全体ハイライト

一度ブリーチをした髪の上からカラーリングしていると、色落ちが早いですよね。

この状態の髪の毛は水で濡らしただけでも色素が流れ出てしまいます。

髪色をキープするためには、流れ出た髪色を毎回補ってあげるのが一番確実です。

自分の髪色に合った発色になるようにブルーパープル、ピンクパープル、ブロンドの中から組み合わせてシャンプーで色を入れていきましょう。

その上からカラーケアトリートメントでコーティングしてあげればさらに色落ちやダメージを防ぐことができます。

インナーカラー

インナーカラー

インナーカラーの場合は濃い色味を入れていることが多いですね。

白やベージュの場合はカラーケアシャンプーだけでOKですが、濃い色の場合はピンク、ブルー、パープルの中から選んで1週間に1回程度、ケアしてあげると再び染めたての鮮やかさが復活します。

色味を自分で補うのは不安な人はカラーケアトリートメントを活用すると長く色味を楽しめます。

全体シングルカラー

全体シングルカラー

色の褪色が比較的穏やかなシングルカラーは、手触り、艶、ダメージ補修を一番にケアしていきましょう。

カラーケアシャンプーとトリートメントの組み合わせはとても相性が良く、ペアで使うことでより強固な補修効果が高まるように設計されています。

全体白髪染め

全体白髪染め

白髪を気にされている場合は、地肌のケアに着目した成分が必須です。

ヘマチンにはストレス白髪を増やさないように活性酸素を除去する効果、細くなってきた髪の毛を元気にする働きが期待できます。

エイジングケアに特化した美容液シャンプーで、髪の毛が生まれ変わったような手触りをぜひ一度は体験して頂きたいです。

トリートメントはカラーケアトリートメントでカラーをキープしつつ、ヒト幹細胞美容液配合のシグネチャートリートメントを混ぜて頭皮ケアにも力をいれましょう。

その他:カラー無し、縮毛矯正の履歴有りの場合

その他:カラー無し、縮毛矯正の履歴有りの場合

縮毛矯正は髪の毛にかなり負担のかかる施術になります。

施術後は、髪の毛にケラチンと潤いを補給していきましょう。

カラーをしていない髪でも、カラーケアシャンプーとカラーケアトリートメントの組み合わせが潤いや栄養素を補ってくれるのでオススメです。

さらにストレートの持ちを良くするのと、乾燥しがちな手触りを復活させるために、週に一度のケラチンブースターでのケアをオススメします。

カラーケアトリートメントに混ぜて、髪の毛全体に塗布した後、5分程時間を置いて流しましょう。

良い香りでリラックス!

良い香りでリラックス!

最後になりましたが、カラーケアトリートメントにおいて特筆すべきはその良い香り!

男女問わず好まれそうな爽やかなシトラスフローラルの香りです。

毎日髪を洗う時間も楽しみになりますし、乾かした後もほんのり良い香りが持続します。

カラーケアトリートメントまとめ

KYOUGOKUカラーケアトリートメントには、シルク特有のサラサラとした手触りに加え、シアバター、ひまわり種子油、ホホバ種子油などの髪に嬉しい植物由来の栄養成分がバランスよく配合されています。

根元から毛先まで塗布し、洗い流すだけで理想的な洗い上がりになるシャンプー、トリートメントです。

髪色を綺麗に見せるためにはカラーの色落ちだけでなく、髪質そのものを綺麗にするよう心がけていきましょうね。

この記事を書いたのは…
  • 現役美容師
  • 化粧品検定1級
  • 美容ライター

都内有名美容室など3社で合計10年勤務後、日系サロン立ち上げのために1年ほど海外へ。
帰国後産休、育休を経て美容師に復帰。美容成分マニアの知識を活かし、美容ライターもしています。
お客様とのお話の内容はほとんど美容の事ばかり。撮影のヘアメイク現場で経験してきたことや、美容師としての日々の経験から学んでいる新しい情報を共有します。

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