『ヘアバーム』オーガニック　髪にも肌にも優しいスタイリング剤について

スタイリング剤として人気のヘアバーム。

ナチュラルなのに、ちょうど良い束感が出せるので便利ですよね。

しかもそのまま手やネイルの保湿剤としても使えるので、美容師さんから一般の方まで幅広く愛用者がたくさん。

また、オーガニックで自然派の方にもおすすめされているブランドがあり、ヘアバーム自体が割と自然の物で作られていて、人に優しいイメージも。

今回は、自然派の人におすすめのヘアバームのご紹介と、ヘアバームの原料についてや、オーガニックの定義についてなど、ちょっとだけ専門的にお伝えします。

ヘアバームの主な原料について

• ミツロウ

ミツバチの巣から採った、天然の保湿成分です。

熱を加えると柔らかくなるので、バームを手のひらで温めるとしっとりと肌に馴染みます。

• シアバター

シアの木の種から採れる、植物油脂です。トコフェロール（ビタミンE）やステアリン酸が持つ抗酸化作用が豊富に含まれていて、エイジングケアに効果的。植物油脂の中でも安定性が高いので、酸化しにくいのが特徴です。

• 植物性油

ヘアバームにはシアバター以外にも様々な植物から採れる植物性油が配合されています。鉱物油との違いは、栄養分やミネラル、抗酸化成分、美白成分などが含まれていること。酸化しにくかったり、紫外線から守ってくれたり、素肌美を保つ効果を期待できます。

• トコフェロール（ビタミンE）

強い抗酸化作用がある脂溶性ビタミンの一種で、バーム自体の酸化を防いだり、肌荒れの原因になる過酸化脂質を防いでくれたりします。

ほとんどのオーガニックバームに上記の成分が配合されています。

オーガニックの定義とは

日本の化粧品には、法律でオーガニックの基準は定められていません。

「オーガニック」は農薬、化学的な肥料などを使わずに自然の恵みだけで作られた植物の事を言いますが、どこまでが「自然の恵み」「天然由来」なのかは解釈によって違います。

極端な例を言うと、この地球上にあるもの全ては、元を辿れば天然のもの由来とも言える、という考え方もあるようです。

また、化粧品の表示に「オーガニック」と記載するのも日本だと明確な規制がないので、各メーカーによって下記のように考え方の違いがあります。

• 海外のオーガニック認証基準をクリアしているもの
• 天然植物由来成分を豊富に含んでいること
• 植物由来の栄養価の高いオイルを使用している
• 地球環境に優しい条件で栽培された植物を使用している

それぞれのポリシーの中で、「オーガニック」と表記しています。

自然派の人におすすめのヘアバーム３選！

たくさんあるヘアバームの中で、自然派の方に特にオススメなヘアバームをご紹介します！

1. bojico Wax Serum forest　18g

森林をイメージさせるウッディな香りが特徴。

100%天然成分の自然派バームです。

柔らかな手触り、適度なホールド力、どちらかというとメンズのヘアセットにおすすめ。

内容量が18gなのも、持ち運びにも便利で、中の油分が新鮮なうちに使い切れるので良いです。

2. ビジナル　AROMA KIFI  ウェットアレンジ  オーガニックバター 40g 

セミウエットな仕上がりで、濡れ髪スタイリングに。

オーガニック認証を受けたシアバター、ホホバオイルを使用しています。

女性のおくれ毛や前髪の束感を出すときなどにちょうど良い質感です。

3. セフティ COCUU 　(コキュウ)   　メロウバーム 50g  

6種類の認証オーガニック成分と、自然由来95.3%のバームです。

固め、重めのテクスチャーなので、手のひらでしっかり温めて伸ばして使いましょう。

毛先のまとまりをキープしたいときなどにおすすめです。

ヘアバームの使い方

ヘアバームは適度な束感、自然な濡れ感を作りたい時に使います。

まとまりのいいハンサムショートや、メンズのセンターパートのショート、切りっぱなしの外ハネボブ、シースルーバングの毛先や、まとめ髪のおくれ毛に束感を作りたいときなど様々なスタイルで使えます。

1. スパチュラまたは爪の表で削るように少量取る。
2. 手のひらでしっかり温めてよく伸ばす。
3. まずは中にしっかり揉み込み、髪の全体に伸ばしたら、ざっとくしでとかしてスタイリングする。
4. 最後に毛先をつまむ。

手に残った分はそのまま手の甲や腕などに伸ばしてつけてもいいでしょう。

体全体に使えるのがオーガニックバームの便利なところです。

特に自然派の物にこだわっているメーカーだと唇につけても安心ですが、香りの好みが人によって異なりますのでご自分の好きな香りを見つけてみてくださいね。

ヘアバームの注意点

＊植物のアレルギーには注意

自然派、体に優しいヘアバームですが植物性成分がたくさん配合されているので、その植物にアレルギーがある場合は使用できません。

そこは自然派だからこそ、注意しないといけない点です。

植物にアレルギーを発症しやすい体質の方は、オーガニックにこだわらずに安全に精製された鉱物油の方が安心かもしれません。

＊酸化に注意

また、抗酸化作用が強いシアバターやビタミンDが豊富に含まれているヘアバームですが、長期間日光に当たったり空気に触れたり、高温で保存していたりするとやはり酸化してしまいます。

直射日光・高温は避け、開封したらなるべく1年以内には使い切るようにしましょう。

酸化したような香りがし始めてしまったら、唇や肌には使わないように気をつけましょう。

＊一日の最後には、シャンプーでしっかり落とす

ヘアバームが髪に残っていると、その上からドライヤーなどを当てた時に油分が髪の毛にこびりついたようになってしまいます。

最初によくお湯で流して、丁寧にシャンプーをして髪に残らないように気をつけましょう。

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肌にも髪にも使えることはもちろん、CBDで気分がリフレッシュできます！

まとめ

ヘアバームは使い慣れるととても便利で、いろんな香りやテクスチャーのものが出ているので、お気に入りに出会えたらきっと長く愛用できると思います。

ぜひ一度試してみてくださいね。