年齢を重ねるとともに、髪のパサつきやうねりの悩みを抱えている方も増えてきているのではないでしょうか?
エイジングサインの出る世代では、多くの方が白髪染めをオーダーしている傾向が。
白髪染めを定期的にたくさんすると、エイジングサインにプラスαでダメージも加わり、髪の毛の悩みがより深刻化している場合も少なくありません。
今回は「エイジングサイン+白髪染めのダメージ」にお悩みの方に知っておいてほしい髪質改善について紹介します!
白髪染めで傷んだ髪には髪質改善
白髪染めによりダメージしてしまった髪には、髪質改善を試してほしいです!
髪質改善ってどんなものなの?
最近SNSなどでも多く耳にする“髪質改善”。どんなものなのかご存じですか?
一言で“髪質改善”といっても求める質感や髪のお悩みなどによって、選ぶべき種類はさまざま。
まずは、仕上がりや髪質にあわせた髪質改善の種類を見ていきましょう。
髪質改善は、求める仕上がりにより3パターンにわけられます。
- ストレート効果のあるもの
- ダメージや乾燥による髪の広がりや縮れを直すもの(酸熱トリートメント)
- システムトリートメントタイプ(従来のトリートメント)
まずは、ご自身の髪がどのような髪質で、どのような悩みを抱えているかを知るところから始めましょう。
クセのない細毛の方が①をチョイスしてしまうと、ペタンとボリュームがないヘアスタイルになってしまう可能性があります。
ダメージや乾燥にプラスしてクセが強い髪質の方が②や③を選択すると、髪質改善効果を感じにくい場合も。
また①や②の方法の髪質改善方法は、技術者の技術が非常に重要です。
髪質にあわない方法や薬剤を選んでしまえば、大変なダメージにつながる可能性もあるため、注意が必要です。
③の方法は、低リスクですが効果の持続はやや短め。
髪の毛のお悩みが複合的で強い方には、髪質改善効果を感じにくい場合もあります。
上記のように、自分の髪質と目指す結果によって正しく選択する必要がある髪質改善。
「なんでもいいや」と思って適当にしてしまうと大変なことになってしまったという事例も少なくありません。
白髪染めをすると何故髪はパサつくの?
白髪染めは、実際にはさまざまな種類があります。
①アルカリカラー
一般的に白髪染めというと市販の商品や、美容室で行うカラーリングに関しても圧倒的な シェア率なのがアルカリカラー
②酸性カラー
一般的にヘアマニキュアがこちらの種類に該当
③草木染め
さまざまな草木の種類がありますが、ヘナカラーが1番メジャーな草木染め
④カラートリートメント
自宅で手軽にトリートメント感覚で染色できるタイプで毎日のシャンプー後に使用する
一般的に多くの方が選ばれる白髪染めの方法が①のアルカリカラー。
一方で、続けて定期的・頻繁に染め続けるとダメージが蓄積してしまうデメリットも。
②~③に関しては、殆どダメージなく染色できるカラーリングですが、基本的に白髪のみにしか染色することはできないため、若年層など白髪が少ない頭髪への染めや「明るめの白髪染め」など細かい要望に応じたカラーリングは難しいです。
また近年では、微アルカリの白髪染めなどの低刺激・低ダメージで白髪を染められるものもあります。
微アルカリの白髪染めは、取り扱いのない美容室もあったり、髪質や要望により向き不向きもあるので注意が必要です。
では何故アルカリカラーがダメージにつながるのでしょうか?
アルカリカラーで染色するにあたっての毛髪に対するメカニズムとは?
アルカリカラーは、1剤と2剤を混ぜあわせ、化学反応を起こします。
アルカリカラーにおけるダメージの原因とは...
化学反応を起こしキューティクルを開く際に、染料を内側に入れ込むと同時に内部成分も流出してしまいます。
キューティクルが開いたままの状態ですと、当然カラーリングした色味も退色しやすくなります。
毛髪の状態としても、ダメージによる広がりやうねり感が出てきてパサパサに。
白髪があってもツヤ髪をキープするヘアケア方法3選
気になる白髪は目立ちにくくしたいし、できれば同時にツヤ髪をキープしたいのは誰しも願うことですよね?
ツヤツヤの髪を目指すには、白髪の染め方や日々のヘアケア方法が非常に重要です。
白髪染めケアはちょっとした工夫を取り入れる
アルカリカラーによる白髪染め。
頻回にくり返すことでダメージは蓄積しやすいですが、少しの工夫でダメージのリスクを最小限に抑えられます。
3つの方法を紹介しましょう。
①美容室でカラーリングを行う
最近では市販のカラー剤も多く出回っていますが、美容室で使用する薬剤と市販のものでは薬剤の質が大きく異なります。
市販のカラー剤は、誰が染めてもきれいに染まりやすいように薬が強く作られているので、ダメージのリスクが高まります。
※どうしても市販の白髪染めを使用したい場合、伸びた部分のみに薬剤が塗布されるように他の人に塗ってもらうとダメージ回避につながります。
②丁寧なホームケア
きれいなツヤ髪をキープするには、日々の積み重ねも重要。
毛髪のキューティクルは濡れている状態でも開きやすくなります。
濡れている髪を放置することは、ダメージ蓄積だけではなく、染色したカラーリングの色 持ちを悪くさせてしまいます。
③自分にあったホームケアアイテムを選ぶ
マメな方でも、美容室へ行く頻度は1か月1回程ではないでしょうか?
美容室でどんなに力を入れたケアをしても、日々のホームケアをおろそかにしてはダメージにつながってしまいます。
エイジング世代におすすめのホームケアはどんなものがあるの?
話題となっている“人幹細胞培養液”。
パサつきなどのダメージケアはもちろん、抜け毛や白髪などエイジング世代のお悩みにぴったりの有効成分です。
ヘマチンは、毛髪の表面を滑らかにさせ、退色防止や白髪を抑制する効果も期待できるうれしい成分です。
Kyogoku Professional シリーズのトリートメント。シャンプーとトリートメントを同ラインで使用してあげると、より高い効果が期待できます。
使い方次第でコストパフォーマンスも調整できるのがうれしいですよね!
白髪があってもおしゃれに決まるヘアスタイリングの方法は?
白髪の悩みが出てきても、おしゃれなヘアスタイル楽しみたいと考える方は少なくないはず。
ここからは、白髪のお悩みの方におすすめのヘアスタイルやスタイリング方法をご紹介していきます。
白髪が気にならないヘアスタイルはどんな髪型?
実際に白髪のお悩みを抱えている方はご存じかと思いますが、白髪はフェイスラインやフロントなど前のあたりの部分から多く生えてくる方が大半。
白髪が生えている部分を上手にカバーしてくれるヘアスタイルがおすすめです。
①前髪のあるヘアスタイル
フェイスラインの白髪が気になる方には、前髪のあるヘアスタイルが非常におすすめです。
前髪がフェイスライン部分の白髪をカバーしやすくなります。
②ショートカット
ショートカットといってもさまざまなデザインがありますが、表面にレイヤーが入っているふんわりとしたシルエットのデザインがおすすめです。
表面のレイヤーの動きやふんわり感で、フロント部分やフェイスラインの白髪をカバーしやすくなります。
③レイヤースタイル
前髪のあるヘアスタイルやショートカットがおすすめとはいえ、年齢的にチャレンジすることが難しい方もいると思います。
そんな方にはレイヤーの入ったヘアスタイルのデザインがおすすめです。
①と②程の白髪カバー効果は難しいですが、レイヤー効果のふんわり感により白髪をカバーしやすくなります。
白髪が気になりやすいヘアスタイルとは?
白髪が目立ちにくいヘアスタイルもあれば、目立ちやすいヘアスタイルも。
平面的なヘアスタイル
最近流行っている切りっぱなしボブのようなデザインもその1つ。
白髪が気になる世代にあわせて、ほんのりレイヤーのふんわり感を足してあげると、白髪の目立ちにくさへの印象は各段に変わりますよ。
おすすめのスタイリング方法と気をつける点とは?
エイジングヘアのスタイリング方法は髪質よって異なります。
髪質に応じたおすすめのスタイリング方法を髪質別にご紹介。
ボリュームの出にくい髪質の方
ペタンとしたシルエットは寂しい印象になり、白髪も目立ちやすくなってしまいます。
①保湿力の高すぎないホームケアを使う
オイル成分などが配合され、しっとり感の強すぎるシャンプーを使用するとペタンコ髪に。
どんなにがんばってスタイリングしても、立体感が出にくくなります。
ハリ・コシ感を出してくれるシャンプーやトリートメントを使用しましょう。
②ドライヤーの乾かし方を工夫する
トップのボリューム感につながるスタイリングの1番の要点は髪の乾かし方。
とくにトップの部分は根元を起こすようにドライヤーをかけることを意識しましょう。
③スタイリング剤の種類やつける量に気をつける
シャンプーやコンディショナーの選び方同様、重すぎるスタイリング剤(オイルなど)はあまりおすすめしません。
髪なじみがよくサラっとしたタイプを使用し、たくさんつけすぎないことも大切です。
くせ毛やボリュームが気になる方
パサつき感があると、白髪はさらに目立ちやすくなります。
適度にボリュームを落としながら、ツヤ感を意識したケアを意識しましょう。
①適切なホームケアを選ぶ
ボリュームを抑えるために、保湿力にこだわりすぎることはちょっと考えたいもの。
毛先にだけボリュームが出ていると、根本の寂しい印象はさらにアップ。
若年層向きのラインで高保湿のしっとりした質感のホームケアを使用すると、ボリューム を落としすぎたくない根本部分もペタンとなってしまう恐れがあります。
エイジング世代にあった、ホームケア商材を選んであげることが大切です。
②ツヤ感を出してあげる
くせ毛やボリュームがある方は、乾燥しやすくパサパサした質感のお悩みの方も多いと思います。
高いセット力のあるものよりも、オイルやバームなどのツヤ感を出してくれるスタイリング剤を選びましょう。
白髪とうまく付き合うために、美容室でのオーダー方法
先ずは、ご自身が白髪をどのようにカバーしたいのかを決めましょう。
自分のビジョンを明確にすることで、担当する美容師と仕上がりのイメージを共有しやすくなります。
白髪を100%完全にきれいに染めたいのか、ぼかす程度にになじませたいのかなど白髪の仕上がりイメージも人によりさまざま。
その点を踏まえたうえで、信頼できる美容師にしっかりとオーダーすることが大切です。
美容師意識している白髪染めを希望するお客様に抑えてほしいこと
- 白髪染めを続けていきたいか(YESの場合はどれくらいのペースで行うか)
- 白髪染めをしたくない、もしくはやめたい場合は、ヘアカラーの明るさで仕事や生活に支 障が出るか(白髪ぼかしなどのハイライト提案のため)
- 白髪以外での髪の毛でのお悩み
このあたりの点を踏まえたうえでご相談するのがおすすめです。
最近では白髪を染める以外にもさまざまな選択肢が増えました。
白髪染めをすると根本部分が伸びてきたときの境目も気になりやすく、定期的に白髪染めをする必要性も出てきます。
また、白髪染めは色味が濁りやすく透明感が出にくいというデメリットもあります。(カラーチェンジをしても普通の茶色になりやすい)
白髪染めの定期的な継続が難しい方や、明るめのカラーやデザイン性のあるカラーが好きな方は、白髪染め以外の方法も視野に入れて検討してみましょう。
まとめ
髪質改善でツヤツヤ髪を手に入れる方法や、白髪が気になる方におすすめのヘアケア方法を解説してました。
白髪ケアは奥が深く、また白髪のお悩みもその方の髪質やライフスタイルによりさまざま。
今回の記事を参考に、ご自身のライフスタイルにあった方法を選択し、白髪の目立ちにくいツヤツヤ髪を手に入れましょう!
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